日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(A)

センシングで得られるプライバシー情報の開示に調和したユーザ利得の創出
研究期間2012年(平成24年)4月〜2016年(平成28年)3月





研究目的                                    To English Page

本研究では、ID と結びつけられた人間に関する種々の情報、すなわち顔、容姿、動作、移動履歴、位置軌跡、嗜好、興味などを広義のプライバシー情報と捉え、プライバシー情報を能動的あるいは受動的なセンシングによって収集提示し、これらのプライバシー情報を保護するための情報クレンジング、時空間軸で集積・構造化された情報を種々の立場から有効活用するメカニズムを明らかにし、ユーザのプライバシー情報の開示とユーザの得る利得がマッチする調和的情報フィールド†HIFI(Harmonized Information Field)を構築する。
<†フィールドとは、特定の目的・用途のために確立されている実世界の中の限られた場(駅、テーマパーク、商業施設、学校など)を指す。HIFI は、フィールドに対して形成される実空間とサイバー空間がリンクされた情報基盤の一種である。>